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長嶋茂雄監督と松井秀喜さんの師弟関係はとても有名です。
その中に1000日で4番に育てると言う「4番1000日計画」と言うものがありました。
以前、長嶋監督のインタビューを聞いて「さすがだな」と思ったエピソードがあります。

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画像: zakzakより

1000日でプロ野球選手に育てる

僕が印象的だったのは長嶋監督が「松井がプロ野球選手になるまで3年はかかると思った」とサラッとおっしゃっていたことです。
高卒1年目で11本塁打を打ち、翌年のレギュラー定着の足掛かりをつかんだ松井選手。
そんな逸材でも「3年はかかる」と長嶋監督は見込んでいたわけです。

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画像:朝日新聞デジタルより

松井選手のホームラン数は1年目から11、20、22、そして4年目に38本塁打。
長嶋監督の構想通り、見事3年で国民が期待するホームランバッターへ成長を遂げました。

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長嶋監督が話したプロ野球選手とは?

長嶋監督が「松井がプロ野球選手になるまで3年はかかる」と話したのは、単に一軍の戦力という意味ではなかったのだと思います。
肉体的にも精神的にも成熟し、最高のパフォーマンスを提供できる選手。
そこまで成長するのに3年はかかるという意味でしょう。

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画像:日本経済新聞より

NPBには毎年、アマチュアから即一軍で活躍する選手が現れます。
でも技術的に通用しても、精神的にも肉体的にもプロのものかと言えば必ずしもそうではありません。
壁にぶつかって1年だけの活躍で終わる選手。
故障で短命に終わる選手だってたくさんいます。
精神的にも肉体的にも成熟してこそ、プロ野球選手として評価できるということですかね。

育成環境が整っているとは言い難いNPB

ですが日本の下部組織は二軍があるだけなので競争力も低く、良い育成環境とは必ずしも言えないと思います。
それにプロ野球選手ともなれば周りもちやほやしてくれるし、女性にもモテモテだし、二軍の選手でも高年俸で遊ぶお金だってあります。
精神的に鍛えられる環境かと言えば、必ずしもそうではないでしょう。

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画像: iRONNAより

一方で、MLBではマイナー組織が充実しているので、精神的、肉体的にも育成する場があります。
球団がデビューを急がした選手は、短命のまま消えるというジンクスだってあります。
精神的、肉体的な成熟が伴ってこそメジャーリーガーとして一人前で、技術だけではやっていけない世界と言うわけです。

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19歳で新人王のブライス・ハーパー

約1年でメジャーデビューし、19歳で新人王を獲得したブライス・ハーパー。
しかし彼は精神的に成熟しておらず、故障がちで成績も伸びませんでした。
その後、4年目の昨年に大ブレイクし、ようやく世間の期待に応える選手となりました。
彼はまだ良い方で、大きな期待を背負って早期デビューしたものの、期待に応えられないまま消える選手も珍しくはないです。

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画像: USA TODAYより

話がかなりそれましたが・・・。
4番1000日計画というのは、1000日で4番に育て上げるというよりも、1000日で一人前のプロ野球選手に育てる。
肉体的にも精神的にも成熟すれば松井選手は4番にふさわしい打者になる、という意味だと思います。
「3年かかる」というのは、長嶋監督が見ている世界はやっぱり違うもんだなと、なんだか嬉しくなった発言でした。

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