MLBではNPBのようにドラフト指名選手を即戦力として使うことはまずありません。
マイナー経験なしでプレーするのは例外中の例外で1年目にメジャーでプレーする選手も例外的存在です。
高卒選手でも即一軍でプレーすることも、そう珍しいことではない日本とは多きな違いがあります。

早咲きの選手は寿命が短い

MLBでは早咲きの選手は選手寿命が短くなると言われます。
体力、精神面で未熟な段階なのにメジャーでプレーすると故障をしてしまったり、精神面で苦しむからです。

Rick Ankiel #66


画像: Welcome to SportsonEarthより

1999年にリック・アンキールという左腕の逸材が19歳でメジャーデビューしました。
翌20歳のシーズンでは11勝を挙げ優勝に貢献。
300勝投手スティーブ・カールトンと比較さる存在になりました。

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画像: CBS Newsより

しかし、ワールドシリーズで暴投を繰り返すと、致命的なイップスに陥り投手生命が終わりました。
精神的に未熟だったアンキールはワールドシリーズのプレッシャーに耐え兼ねられなかったわけです。
彼の場合は07年に打者としてカムバックし、08年には25本塁打を記録、13年までプレーをすることができました。
しかし、デビュー当初の期待からすると中途半端な選手に終わってしまった感はぬぐえません。

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モーニンググローリーは大成しない

MLBではプロとアマの差が極めて大きいです。
アマチュアが即活躍できる世界ではありません。
日本で言えば大相撲みたいな世界ですからね。
学生横綱がいきなり幕内で活躍できる世界ではありません。

MLB: Texas Rangers at Tampa Bay Rays


画像: CBSSportsより

MLBでは早咲きの選手を「モーニンググローリー」というそうです。
彼らはアンキールのように華々しいデビューを飾るものの結局、故障や鍛錬不足などが原因で中途半端な選手に終わってしまう傾向がみられるようです。
近年で言えばパッと思いついたのがレンジャーズのジュリクソン・プロファーですか。

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画像: Sportsnet.caより

共に19歳でデビューしたアップトン兄弟も、当初の期待からは程遠い選手に落ち着いてしまいました。
エイドリアン・ベルトレやアンドリュー・ジョーンズら長く活躍する選手もいる一方で、彼らにしても殻を破りきれなかった感があるわけです。
近年は若手がより重要視される時代になっているので球団の育成スタイルはより注目されています。
メジャーデビューのタイミングも慎重になっているようですね。

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