13年限りで引退したライアン・デンプスターですが、引退間際になってひと悶着を起こしました。
当時、薬物問題で出場停止処分が発表されていたアレックス・ロドリゲスに故意死球を与えました!
(A・ロッドは処分に対して異議申し立てをしていたので出場できていた)

デンプスターは4球連続で内角へ投げ、4球目にぶつけました。
しかし審判は退場させずに、デンプスターと両軍ペンチに警告をするだけ。
おそらく球場の異様な雰囲気から、デンプスターを退場にさせると試合進行に影響がでると判断したのでしょう。

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画像: nydailynewsより

これに対して烈火のごとく怒ったのがヤンキースのジョー・ジラルディ監督。
まあ、普通ならデンプスターは退場させられるべきなので怒るのも当然ですが。
選手を守るためのパフォーマンスという意味もある抗議ですが、これによりジラルディ監督が退場となりました。

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野球における退場の基準

なんとなく野球の退場と言えば、悪い奴を退場させるというイメージがあります。
しかし少なくともMLBでは悪いヤツというよりは、試合進行に支障をきたすヤツを退場にさせています。
いつまでも抗議する監督、判定に文句を言う選手などは、遅延行為やジャッジの公平性のために退場をさせられるわけです。
別に侮辱したから退場させているわけではありません。
そもそも審判の仕事はスムーズな試合進行をさせることで、必ずしも正しい判定をするのが仕事というわけではないですからね。

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画像: businessinsiderより

スムーズな試合進行を考えると、今回の場合デンプスターを退場にさせたらボストンのファンが何をしでかすかわからない空気です。
だから、退場は試合進行に支障をきたすと判断してデンプスターは警告にとどめ、遅延行為のジラルディ監督が退場ということになりました。
ここらへんは日本とは違う野球文化になっていますね。
まあ、そもそもNPBは故意死球、報復死球が明文化されていないので、わざとぶつけても退場とはなりませんし。
逆にMLBはわざとじゃなければ、頭部死球でも即退場にはなりません。

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画像: nydailynewsより

日本だと暴言を吐いたかどうかなど、悪いかどうかで退場の判断される節があります。
まあ、確かに日本のマスコミは感情論で大衆を動かすので、感情的に悪いヤツじゃないと審判も退場させられないですからね。
MLBみたいにストライクゾーンへの文句で退場させるとか、ルール通りの退場もできません。
そもそも選手や監督が暴力を振るっても、ミスした審判が悪い奴ということで、退場させた審判の方が批判されますし。
まあ、退場させて球団からNPBに文句が入れば、NPBが怒るのは審判ですからね。
そんな環境では良い審判もなかなか育たないですよねー。

その後、アレックス・ロドリゲスはデンプスターからホームランを打っています!
まあ、薬物問題の当事者なので「男を上げた」とはいきませんが。笑
むしろジラルディ監督が男を上げましたね。
それにしても、こういう場面で打ったのはさすがというか、スター性も感じますね!

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画像: wsj.comより

ちなみに過去に悪い奴じゃない方を退場させて、乱闘を防いだ審判のナイスジャッジがありました。
→ ハンセル・ロブレスにラリー・ボーワがブチギレ
こんなこと日本では出来ませんが、MLBはNPBと違って審判をきちんと守ってくれるので、こうしたジャッジが出来ます。
つまりスムーズな試合進行という本来の仕事ができるわけです。
NPBも審判を守る姿勢を見せてほしいものですが、球団の方が強くそれができない仕組みなのが残念なものですね。
せめてファンの目が変わればいいのですが・・・。
ファンもマスコミと一緒に審判批判するので、進歩も発展もないですね。

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ライアン・デンプスターのYOUTUBE動画まとめ

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